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松村歯科クリニック

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症例 case 9

上顎前歯1歯の反対咬合を矯正によって3ヶ月で改善した症例

概要

1. 初診時正面観

今回再初診時での正面観ですが、左上の1番のみが舌側に傾斜し反対咬合となっております。
おそらく小児期にちょっとした事をしていれば、このような状況にはならない1歯のみの反対咬合です。小児期の永久歯萌出のフォローのみで、コンプレックスを感じずに10〜20代を過ごせたでしょう。小児期の咬合誘導は重要です。

2. 初診時上顎面観

上顎面観においても左上1番の舌側転位は目立つ状況です。ディスクレパンシーの問題で他前歯部も捻転が若干認められます。以前から当医院にいらっしゃっているので、プラークコントロールは良好です。隣接面カリエスは全くありません。歯冠補綴(被せ物)はもったいないと考えます。

3. 初診時左側面観

左側から拝見する方が目立つでしょうか?
左右の1,1番の歯冠間の唇面レベルが際立ちます。右上1番もつられて近心傾斜しています。

4. 初診時右側面観

右側から拝見すると、左上1,2番の歯冠間の唇面レベルが際立ちます。どんなにプラークコントロールの指導をさせてもらっても、歯列環境の改善の方が好ましいと考えます。ここはこう磨け、そこはフロス使えと言っても、楽に自分で清掃できるのがいちばんです。

5. 矯正目的バイトプレート

臼歯部咬合面被覆型でレジン添加によって、上顎前歯を前方に移動できるような咬合挙上副子を作成します。

6. 矯正目的バイトプレート装着

少しずつ上顎前歯部の隣接面をジスキングして、咬合挙上副子を夜間就寝時のみ装着してもらいます。

7. 矯正目的バイトプレート改造

週に1回来院してもらい、左上1番相当部を少しずつレジン添加して、前方移動するよう促します。

8. 反対咬合是正中(ジャンピング)

咬合していると左上1番は下顎前歯部とロックして、前方へは絶対移動しません。就寝時のみ咬合が挙上している状況を作り出し、その間にレジン添加による矯正力をかけます。

9. 反対咬合是正後(ジャンピング)

信じられないかもしれませんが2週間の挙上副子の使用でここまでできました。思ったより早くジャンピングできました。唇側の歯槽骨吸収には気を付けています。次週よりブラケットの装着を予定します。

10. ブラケット装着正面観

ブラケット装着直後正面観です。
もう歯列と唇面レベルの補正程度で済みそうです。この間も目立たないように少しずつですがジスキングをします。

11. ラケット装着上顎面観

ブラケット装着直後の上顎面観です。左上1番のみでなく前歯部にかけての捻転も補正して唇面レベルを揃えて行きます。ブラケット装着は、左右4番までとしています。

12. 歯列矯正終了間近正面観

ブラケット装着より約2ヶ月後の正面観です。もうすぐ外す予定としました。2ヶ月間毎週1回の来院で計8回で、ここまできました。あまり早く移動させるのも歯牙や歯槽骨を痛める可能性が高いので考えものです。挙上副子使用期間を含め約3ヶ月です。

13. 歯列矯正終了間近上顎面観

ブラケット装着より約2ヶ月後の上顎面観です。左上1番の舌側転位は解決し、更に前歯部の捻転も大分改善しています。左右の前歯部3番から3番までの唇面レベルのアーチも理想的です。次週のアポイントで外す予定としました。

14. 動的矯正終了後正面観

動的矯正を終了して、ブラケットを除去した直後の正面観です。初診時正面観写真と比較してください。正中を顔貌に合わせシンメトリーにすると印象がかわります。その変化と短期間で出来た事に大変喜ばれました。今度は下を考慮なさるそうです。確かにこうなると下側が目立つかもしれません。

15. 動的矯正終了後上顎面観

動的矯正を終了してブラケットを除去した直後の上顎面観です。初診時の上顎面観と比較してください。どうでしょうか?一応当日は隣接面のみのスーパーボンド固定として、リテーナー及び舌側弧線の固定装置をする予定です。

16. 動的矯正終了後左側面観

ブラケット除去直後の左側面観です。前歯部において唇面レベルの連続性や歯軸の対称性は、審美的にとても大切な要素です。左上1番のみの反対咬合は全く気配を感じず、左右1,1番間の唇面レベルが揃ってとても良い感じです。歯肉辺縁の歯肉整形も当初は必要かと考えましたが、必要ないでしょう。プラークコントロールもより向上しています。

17. 動的矯正終了後右側面観

ブラケット除去直後の右側面観です。前歯部において左上1、2番間の唇面レベルがきれいに揃っています。

今回の症例は3ヶ月(ブラケットの実質装着期間は2ヶ月)で、後は後戻りと咬合調整に留意します。

上顎前歯1歯の反対咬合を矯正によって3ヶ月で改善した症例

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